中小企業診断士取得にむけて
こんにちは。
最近サラリーマンを中心に急速に人気が高まっている資格、それが「中小企業診断士」。
中小企業診断士とは
一言でまとめると、日本で唯一の「経営コンサルタントの国家資格」です。
中小企業診断士を取得することで、コンサルタントとしての能力を保証されます。
士業として活かしていくだけでなく、企業内診断士として昇進やビジネススキルの裏付けなどにも十分活用ができます。
しかし人気があるが故、中小企業診断士の取得への道程は非常に険しいものとなっております。
中小企業診断士が難しい理由は3点あります。
理由① 勉強範囲の広さ
中小企業診断士の試験は1次試験と2次試験(筆記試験+口述試験)に分かれています。
1次試験は7科目
①企業経営理論 ②財務・会計 ③運営管理 ④経済学・経済政策
⑤経営情報システム ⑥経営法務 ⑦中小企業経営
2次試験は4科目
①組織・人事 ②マーケティング・流通 ③生産・技術 ④財務・会計
4つの事例を読み、それぞれ設問に答える記述式の問題です。
各設問の文字数制限は、50字~200字がメジャーです。
国語のテストみたいですね(笑)
現職の経営コンサルタントか圧倒的な天才でもない限り、全ての科目が得意という人は
まずいないでしょう。
多方面に渡る試験内容で、得意科目でいかに点を稼ぎ、苦手科目をいかに克服するか、
が合格への鍵となっております。
理由② 合格率の圧倒的な低さ
中小企業診断士の大きな壁となっているのが、合格率の低さです。
1次試験の合格率20% 2次試験の合格率20%
20%✕20%=4%
一生懸命勉強してきた同志たちの中で、4%しか合格できていません。
理由③ 時間とお金
4%しか合格率がないので、やはり時間とお金は非常に多くかかります。
時間は、一般的には1000時間と言われています。
週に20時間の勉強時間をとってようやく1年でのストレート合格が見えてきます。
週に20時間といいますと、平日2時間、休日5時間という感じでしょうか?
働きながらの取得がいかに難しいかがわかります。
次にお金です。
先日、ポストを見たら某資格学校からパンフレットが届いてました。
中小企業診断士合格の受講料だけでも35万円でした。。。
模擬試験や出願費用、その他参考書も併せて、約50万円を見積もっておいた方がいいでしょう。
独学ですと、参考書代と模擬試験料、出願費用で約10万円~15万円くらいでしょう。
(あくまで筆者が実際にかかった金額なので、ばらつきはあります)
しかし、独学ですと1年で合格できる確率は大きく下がります。
合格者のうち独学合格者は10人に1人と言われています。
他年度受験をする際の機会損失を考えると、どちらがいいとはいえません。
自分の能力とスタイルに合わせた勉強方法をとることをおすすめします。
以上の3点から、中小企業診断士の取得は非常に険しい道であることはわかって頂けたでしょうか?
本ブログでは、MBAの学位と中小企業診断士の資格を持つ筆者が、自身の知識と独学でストレート合格をした経験を生かして、
中小企業診断士一発合格を目指す受験生、ビジネスの勉強をしたい向上心のある方々に対して、隙間時間に勉強できる「参考書」になるよう、執筆していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。